オックスフォード通信(310/55) 体調復活

珍しく体調を崩しておりました

日頃、元気なだけに少し体調を崩すと中々気力が戻ってきません。1/21でi-Seminarが終了したために気が抜けたのか、寂寥感(?)に襲われてしまったのか、はたまた年末に引いた風邪がすっきりしなかったからかもしれません。

このブログもはてな日記が終了し、はてなブログに移行しましたので気合をいれてブログも書いてゆこうと思っていたのですが、Writer’ Blockというものでしょうか、この数日はなかなかパソコンに向かう気になりませんでした。

日本であれば、風邪をこのような時にはすぐにかかり付けの病院、最近では耳鼻咽喉科に駆け込んでいろいろ心配なことを相談するのですが、イギリスではなかなか敷居が高いです。

イギリス生活のレポートも兼ねていますので、オックスフォードの病院事情を知る上でも、一度お医者さんにかかってみるというのもいいのかもしれませんが、この程度で来たのか?と言われるか、NHS(国民皆保険)の病院であればアポイントメントを取るまでに治ってしまいそうではないかと思い、結局行かずじまいです。

明日から2月。BBCでは、まずシカゴがいかに寒いかということを(-30度以下)を報じ、その後イギリスでも南部を中心に雪が積もるので車の運転などには気をつけましょうと言っています。そっと、外を見ると、雪模様、雪がつもっています。

私のオックスフォード滞在もあと2ヶ月を切ることになります。そろそろいろいろな締めくくりにかからなければなりません。

★今回の教訓:夏休みの日記をため込んだ記憶が蘇る。時間は待ってくれない。Borrowed timeを大切にしたい。

(2019.1.31)

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オックスフォード通信(309/56) オックスフォードの不況

オックスフォードの目抜き通りはCornmarket Streetといいます

イギリスに到着した頃はこの通りもぎっしりと店が連なり賑わっていましたが、最近、閉店が目立ってきたように思います。一時的なものでしばらく経てばまたその賑わいを取り戻すのかもしれませんが、MovedとかOur new shop is located … という張り紙のある黒い壁を見ると少し考えさせられます。

日本と違って法律的な手厚い保護があるのでしょう、日本ではあまりお目にかかったことのないような小売り店がこのコーンマーケットにはずらっと並んでいます(と言ってもよく見るとロンドンにもある有名店も多いです)。丁度京都の新京極のようにブラブラと歩いているだけで楽しい気分になります。Waterstoneの本屋さんの後に、コーヒーショップや文具店、オックスフォードの土産物屋さんと冷やかして歩くのは楽しいです。少し先にWestgateショッピングモールがありますが、そことは質の異なる楽しさがあるように思います。

それは敷居の低さ、shop assistantsとの会話、気軽さ、などひと言で言うとコミュニケーションがあって、User Friendly なのでしょう。通りにはホームレスの人のギターの音色が一日響いています。

コーンマーケットはオックスフォードの街には不可欠な要素だと思います。

★今回の教訓:歩いているだけで楽しい通りがある街はいい。インスピレーションが湧いてくる.

(2019.1.30)

オックスフォード通信(308/57)大学院生の指導

R先生の共同研究も随分大詰めです

こちらでは授業を教えたり・授業に参加する義務がないだけに、R先生との共同研究を軸にオックスフォードでの研究生活を構築しています。来月にはアイルランド・トリニティーカレッジに行く用事もあるためその準備もしなければならないのですが、R先生と話をする度にいろいろなインスピレーションが湧いてくるのが面白いところです。

R先生は9名の博士課程学生をかかえているため、その指導が大変です。スケジュールを見せて頂くことがあるのですが、Google Calendarで管理された予定はぎっしりです。ほぼ1時間ずつ院生と向き合っておられます。もちろんオックスフォードの大学院生は優秀ではありますが、だからといって放っておいていい論文が書ける訳ではありません。オックスフォードでの在外研究のアジェンダには入っていなかったのですが、教員の学生に対する態度にも大いに教えられるところがあります。このような丁寧な指導がいい研究者やいい論文を産むのだと思います。地道な指導に優るものはないと思います。

★今回の教訓:学生の指導は丁寧すぎず放任しし過ぎない適度な距離感が重要だ。その中核にあるのはもちろん知的な刺激であることはいうまでもない。

(2019.1.29)

オックスフォード通信(307/58)Costa

オックスフォードで一番よく行ったコーヒーショップは間違いなくCost(コスタ)です

フラットのあるサマータウン。ここにはいろいろなお店がそろっていてほぼここだけで生活できるくらいですが、コスタは重要なファンクションを担っています。何しろ、昨年7月まで真向かいにあったスターバックスを撃退したほどですので(客の入りはコスタが12とするとスタバは4くらいでした)魅力的なカフェなのだと思います。

明るさは適度、何時間いても文句は言われない、そして一番不思議なのは一度として座れなかったことがない。一杯なのですが、なぜか座れます。これは恐らく客層が厚く、時間帯で上手く入れ替わっている体と思います。例えば午後4時から5時くらいは学校帰りの中高校でごった返します。ワイワイとうるさい限りですが、5時を回ると家に帰らないと怒られるのかピタッといなくなります。また午後3時から4時くらいは子連れのお母さんが目につくことが多いです。彼女達も午後4時くらいになるとピタッと帰ってしまいます。

値段設定はスタバとあまり変わらず、カフェラテが £3弱(450円くらい)ですので安くはありません。用事で一緒になるイギリス人のPさん自信はコスタはうるさいのあまり好きではないと言っていますが、イギリス特にイングランド地方はコスタの天国のように思います。

冬はほっとチョコレート(=ココア)、それ以外はカフェラテ(ミルクに少しのコーヒーを入れる:日本とは分量が逆)、案外ティーも美味しい。パブとは趣きが異なりますが「昼の社交場」として重要な役割を担っているのがコスタなんでしょう。

★今回の教訓:教会、パブ、コスタ。これがイギリスの街の3つのマスト、というと怒られるかもしないが遠からず当たっているかも。

(2019.1.28)
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オックスフォード通信(306/59)Witney

コツウォルズと言われる地域でオックスフォードから最も近いのがウイットニー(Witney)です

自家用車で20分、道が混んでいても30分あれば到着します。オックスフォードの郊外になりますので、ここに居を構えて大学まで通っておられる先生もいらっしゃいます。高速が無料ということもあり、少し気分転換に出かけてきました。

A40を西に少し走るともうウイットニーへの看板が見えてきます。と同時に独特の薄ハチミツいろで統一された街並みが点在します。小さな街ですが、落ち着いた雰囲気です。と同時に、教会、パブ、銀行、スーパー、商店街とミニオックスフォードという感じは否めないものの、ここだけで生活できるものが揃っています(イギリスはどこに行ってもその街で生活できるようになっているのが素晴らしいです)。

日曜日はSunday roast をメニューにしているパブが多いのですがカフェ・レストランは通常メニューのようです。久しぶりにバーガーを頂きました。すると必ず、Do you need something?と聞かれるので、Ketchup と言うことになります。無くても十分美味しいのですが。

回りは夫婦、家族連れ、又は友だち同士で集まっているグループです。日曜日の昼下がり少しこのような落ち着いた街で美味しい昼ご飯を食べるのもいいと思います。人が少なくても商店街やこのようなお店が健在であるところがイギリスの伝統が守られている秘密なのでしょうか。田舎に住みながらも高い水準の生活ができるのは理想的な生き方かもしれません。

日本でもそのようなライフスタイルができるようになるといいものです。

★今回の教訓:都会=高い水準の生活、と画一的にならないところにイギリスという国の底力を感じる。

(2019.1.27)
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オックスフォード通信(305/60)Deddington

アンティークはイギリスでかなりの支持を集めているようです

BBCでも他のチャンネルでも頻繁にアンティーク特集を行っています。イギリスでは明確な定義があるようで、アンティークとは100年前以上のものをいいそれよりも新しい例えば50年くらいのものはビンテージというそうです。

オックスフォード周辺にもアンティークセンターというものがあります。センターと言っても日本的にはショッピングモールのようなところに沢山のコーナーがあってそこに所狭しとありとあらゆるアンティークが並んでいます。

センターはシステマティックに組織されていて、レジは一箇所、お店の出展者は基本的にその場にいない(時々品物の並び替えなどには来ているよう)で売り上げから一定額をセンターの経費(レジなどの人件費)を差し引いたものが出展者の利益になるようです。あまり(というかほとんど)アンティークには興味がないので(なぜ古いものに価値があるのか基本的に分かっていない)このような場所に来ると探すのは古本の類です。1960年代のネイティブの子ども向けのピクチャーディクショナリーなどは見ていて面白いので思わず購入してしまいます。時代は変わっても人間の脳の構造は100年くらいでは変わっていないと思います。モードはもちろん、紙からデジタルと変わっても情報が入力されてその処理される方法はほぼ同じだと思います。その意味では1960年代に絵と文字を合わせて言葉を覚えていた方法などは現代にも通用するのではないかと思います。

本日は、Deddington のアンティークセンターに行ってきました。ここはセンターという名前がついていますが、全くの個人経営で他のセンターとはひと味違います。ブタの貯金箱があったので買おうかと一瞬おもいました。中にはすでにじゃらじゃらとお金が入っています。係の人に聞くと、幾ら入っているか分からないけど、Suprise!と盛り上げてくれます。でもそのような不純な動機で買うときっといいことがないので止めておきました。

Deddingtonのアンティークセンターは支配人が年なのでもう店をたたむとおっしゃっておられました。その顔には長年アンティークを扱ってきた誇りと自信と満足感が見て取れました。仕事の種類に関わらずひとつのことを追及するとそのような顔になるのだな、と少しうらやましい気持ちになりました。

近くのコーヒーショップで遅いランチを済ませ(自家製のグラタンが美味でした)帰路につきました。

★今回の教訓:イギリスの郊外にある小さな街は独特の魅力にあふれている。街並みというよりはそこに集う人達がゆったりと豊かな生活をしているからかもしれない。

(2019.1.26)
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オックスフォード通信(304/61)ブリュッセルのチョコレート

GODIVAは日本でも有名なチョコレートブランドです

Great Placeの一角にはこのGODIVAの本店でしょう、品のいい店があります。一応中に入ってみたのですが、価格はGODIVAの地元のベルギーでもかなり高め。せめて何か他のお土産でも買って帰ろうと思ったのですが、チョコレート以外はないとのことです。

しかし街中は歩いても歩いてもどこにもチョコレート店を見つけることができます。製品版のチョコレートはどこでも高めなのですが「割れチョコレート」という商品には形が悪かったりするものを大ざっぱに袋に入れて売っているのが狙い目です。Elizabethというこれもブリュッセルでは有名店でその割れチョコレートを2袋買ってきました。形は悪くても味は同じです。

日本ではGODIVAばかりが脚光を浴びますが、味の良さというよりは宣伝のうまさなのでしょう。旅のいいところは現地で日本では知られていないような(例えばチョコレートなら)ブランドを自分の足で探してみるところにあるのかもしれません。

PS. この草稿は3月に入ってから修正をしているのですが、ベルギーのチョコレート、ちびちび食べているのですがまだまだ残っています。沢山買いすぎたかも。この調子なら帰国までに完食とはいかないかもしれません。

★今回の教訓:巷で宣伝されるブランドに惑わされてはいけない。ベルギーではGODIVAはone of themなのではないだろうか。

(2019.1.25)
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オックスフォード通信(303/62)EU本部

ブリュッセルにあるEU本部に行ってきました

ブリュッセルといえば、Grand Place も有名ですが、現在Brexitで話題が持ちきりのこのEU Head Quarterは見逃すことができません。Grand Place近くの地下鉄駅から5つの駅離れたところに最寄りの地下鉄駅があります。そこは空港とも直接鉄道で結ばれている所で、駅に降り立つとあちらこちらにEUの旗を目にします。

そして、地上に出ると、TVでよく目にするEU本部の建物が。一周してみたのですが(寒かった)、十字のような均一な形をしていることが分かります。TVなどではその一角を映しているのしょう。意気揚々とVisitorと書かれた入り口へ。そこで、Visitor?と聞かれたので、Yes, we are. と元気よく答えると残念ながらこの建物は一般訪問客は入ることが出来ないとのこと。何か理由をこじつけて入れて貰おうかとも思ったので、付近には自動小銃を首から提げた迷彩服を着たどこかの軍人(EU軍ってあったっけ?)もウロウロしていたので、ここはおとなしくどの建物であれば見学できるか尋ねることにしました。

パーラメント、すなわちEU議会とミュージアムは見学できるということでしたので、そこを目指すことに。歩いているとクビからランヤードで身分証明書を下げた人達がウヨウヨしておられます。残念ながら議会見学は終わったところで、次は午後2時ということでしたので断念して、EUの歴史を紹介する建物へ。

そこはまさにEUの歴史がぎっしり詰まっている世界でした。EUの歴史は第一世界大戦、特にほぼ全域が戦場となった第2次世界大戦の悲惨な状況からスタートしました。いかにして、そのような惨劇を繰り返さないようにするか、それにはヨーロッパ諸国がアメリカのような、United European Coutriesを築くしかないという強い決意に基づいてました。ここから徐々にEU加盟国を増やし現在の姿となっています。その間、特に、ソ連支配下にあったリトアニア、ラトビアなどの諸国の独立とEUへの加盟、同様にチェコやポーランドなどの東欧諸国のソ連からの離脱が大きな出来事として描かれていました。

現在のイギリスのBrexitでは関税同盟や人と物の行き来ばかりがクローズアップされていますが、もともと戦争を繰り返さないための国家間の共同戦略としてこのEUが構築されてきたことがよく分かります。そこには崇高な思想を見てとることができます。

このEUには小学生から中学生、高校生まで(高校の引率の先生はタバコを吸いながら歩いていました、これも有り、なんですね)多くの生徒・学生が見学に来ていました。確かに見る価値は大いにあると思います。私が中高校なら、将来は実態、このような国際機関で働いてみたいと思うと思います。

国家間統合の上に、移動の自由、それをもっと簡単にするために、ユーロトンネルを掘り、ユーロスターをロンドン~パリ~ブリュッセル~アムステルダムに走らせる。そして、共通言語の指標としてCEFRを作成し、母語以外に+2言語、コミュニケーションの手段として使えるように各国の教育の中で指導するようにする。実際に、EU本部周辺を歩いてみていろいろなことがつながる(Connecting the dots)ように思いました。

第二次世界大戦の反省をもとに国家戦略を共有しているEUに対して、日本はどうだろうと考えざるを得ません。アメリカ一辺倒の作戦は有効な部分があるかもしれませんが人々の共感を得ることは出来ないと思います。また、グローバル化との齟齬も大きくなってくると思います。第二言語教育政策も含めた日本としての国家戦略が問われているように、いやそれがなければ立ちゆかないのだと思います。

EUからもう少し学ぶ必要があるように思います。

★今回の教訓:このブログも帰りのユーロスター車内で。雪のため50分くらい遅れるのでイヤなら無料で他の日に予約を変更するよ、というメールが来ていた割にはほぼ時間通りに(出発は定時よりも2分早かった!)到着しそう。ドーバー海峡の地下トンネルも10分くらいで通過。ユーロスターがあれば、京都から博多へ行くくらいの感覚でブリュッセルとロンドンを行き来できる(実際、午後5時くらいまでブリュッセル市内にて、午後6:55の電車に、2時間の乗車だけれど、時差の関係で帰りはマイナス1時間となるので、ロンドン到着は午後8時、時計的には1時間。実際、ブリュッセル中央駅には5:30に到着。荷物検査、ベルギー側出国、イギリス入国ともスイスイとスムーズ(Residentila Permitを最初に提示したせいか、質問ゼロ)。ユーロスターを見直しました。

(2019.1.24)

オックスフォード通信(302/63)ブリュッセルはフランス語の世界

ブリュッセルではフランス語をよく聞きます

旅行者の人達のドイツ語やスペイン語を除けばほぼフランス語の世界といってもいいかもしれません。ユーロスターのような国際電車でもベルギー国境を越えると、それまでの英語・フランス語の車内放送が、フランス語・英語の順番に変わります。

ブリュッセル市内はというとほぼフランス語の世界です。レストランでもホテルでも最初はフランス語、そしてこちらがフランス語ができないと悟ると瞬間的に英語での会話に切り替わります。

イギリスでこれまでずっと英語の世界に浸ってきただけに、フランス語中心の世界は少し衝撃でした。パリのようにもともとフランス語の総本山であればそうでもないのですが、ベルギーのような回りをオランダ、フランス、ルクセンブルクなどの囲まれている国でフランス語がほぼ日常会話を占めているのは興味深い事実です。そして必要であれば、英語も話すということです。分かりにくいかもしれませんが、私が言いたいのは英語を神聖化もしていないし、英語が話せることがそれほど大したことでもないという認識がすごいということなのです。いわば、英語は one of them に過ぎないということです。言い方を変えると、必要がある人には英語で会話しますけれど私達はフランス語に誇りを持っていますよ、という認識が新鮮だということです。これらはよく考えると、EU諸国に共通の特徴かもしれません。

一方、ブリュッセル市内でお話をする機会のあったみなさんは全て必要最小限の英語は話せる印象です。これは日本人が目指す英語のモデル、国際語としての英語 (English as a globa lingua franca) として適しているのかもしれません。

今回の旅はブリュッセルのみということなので、街を歩いたり、美味しいものを食べたりとゆっくりの旅行となりました。まずはベルギーというとビールということで、Grand Place に面するパブで3色のビールとムール貝を頂きました。イギリスではビールとワインが半々かレストランではむしろワインの方が多く飲まれているような印象でしたが、ベルギーではビールが飲まれている姿をよく見ました。しかもアルコール度数が6-7%くらいの強めのビールです(日本のビールは4-5%)。

これはイギリスと比べてもグンと寒い事が影響しているのでしょう。寒いところではアルコール度数が高くないと寒くてやってられないのでしょう。しかもレストランやパブ内は禁煙というのがイギリスと共通のことのようで、恐らく氷点下になっていたと思いますが、そのような寒さの中でも息が白くなりながらタバコを吸い、ビールを飲んでいる人達(ほぼ男性)の姿をよく見かけました。

オックスフォードでもそうですが、目を背けることができないのがpanhandlerの人達です。オックスフォードの街中にも中心部の角のいくつかに座っている人を見かけるのですが、ブリュッセルでは特に多く見かけたように思います。今晩は寒かったせいか、警察官が一斉に出動してどこか(恐らくシェルター)に移動するように指示をしているようでした(フランス語が分からないので恐らくですが)。日本でもホームレスの人達を見かけることはありますが、panhandlerの人達をみかけることはありません(映画「砂の器」ではありましたが)。ブリュッセルの地下鉄の中にもプラカードを持った人がpanhandlerに来ることもありました(これはパリとよく似ています)。それだけ移民の人達が多いとか貧富の格差が大きくなっていることの表れなのかもしれません。日本でも所得差が大きくなっているのは事実ですが、このような姿で、目にすることは多くないだけに目にする度に衝撃を受けます。特に氷点下の寒い中、子どもを連れた人達も毛布にくるまって座っている姿を目にします。

ベルギービールやムール貝を頂いたり楽しいことが多いのですが、いろいろな事を考えさせられるのが旅のいいところかもしれません。

★今回の教訓:英語は日常界隈程度少し話せるといいのかもしれない。ただそれは国民の一般レベルの話だが。専門的に話す必要のある人は+α必要なことは間違いないが。国民レベルで考える際には、必要な英語はそれほど高くなくていいと思う。グローバル化という言葉は高いレベルの英語を想像させるがそれほど頑張らなくてもいいのかもしれない。それよりも母語や自国の文化に誇りを持てることの方が重要だろう。

(2019.1.23)

オックスフォード通信(301/64)Eurostar again

ベルギー・ブリュッセルに本日より二泊三日の予定で旅行に出かけています

目的はいろいろとあるのですが、年末にパリ~ロンドンへのユーロスターの旅がいろいろとあったので(詳しくはxxを参照)、今回はすっきりと楽しくユーロスターに乗ってみたいというのが目的の1/3くらいを占めています。

ロンドンからはキングスクロス駅(ハリーポッターの9・3/4ホームで有名)に隣接のPancras International Station から出発します。8:55発の電車(パリ行きと異なり2時間に一本の頻度で出発しています:所要時間約2時間+1時間の時差)。パリはクリスマスシーズンということもありパスポートコントロールが長蛇の列でしたので、ゲートが閉め切られる30分前よりも更に1時間くらい前に到着するよう、朝6:05オックスフォード発のTubeバスで出発しました。余裕と思っていたのですが、ロンドン近郊にさしかかった辺りで雲行きが怪しくなってきました。

渋滞です。

この時間は大丈夫だとおもっていたのですが(ロンドン市内に近づいたのが午前7時前だったので通勤ラッシュよりは1時間くらい早いと予想していました)、イギリス人は予想以上に早起きで早く家を出ているようです。余裕と思っていたのが一変、Google Mapで計算するとNotting Hill Gate からどのルートで地下鉄に乗ってもPancras 駅に到着するのが午前8時半、出発の25分前でアウトです。

バスの中では急いでも仕方ないのでどのバス停で降りるべきか冷静に考えながら、策を練りました。結果的にはNotting Hill Gate のバス停で降り(その前のShepard’s Bushは地下鉄の選択肢が少ない)、Centeral LineとCircle Lineに乗るがの得策出あることが分かりました。本当はもっと早く渋滞情報をキャッチして、ロンドン郊外のxx駅で降りて地下鉄に乗り換えるべきでした(イギリスはバスに乗っていても安心できません:以前、電車よりもバスと言っていたのですが・・・)。

Notting Hill Gate バス停、到着、7:52 → オイスターカードをすぐに出せるようにしておいて 7:57 Notting Hill Gate Station (Central Line) から地下鉄に乗車  → 8:04 Edgware Road StatinでHammersmith Statin で乗り換え → 8:15 King’s Cross/ Pancras International Station に到着。乗り換えで2分早い電車に乗れていました。ひょっとしたら間に合うのではないかという期待が。

小走りで(全力で走らない・走れない)地下鉄の駅から Pancras International Station の方向を表示をよく見ながら慎重に方向を見定めて移動。結果的に35分前に駅に到着することが出来ました。

いま、このブログはユーロスター内、丁度、ドーバー海峡の地下トンネルを通過している間に書いているのですが、余裕を持ってと言う初期の目的は果たせなかったのですが、電車に乗り遅れる事態は避けることが出来ました。

今、丁度、ドーバー海峡の地下トンネルを抜けて、フランス側に抜けたところです。車内放送もこれまでの英語・フランス語の順番からフランス語・英語の順番に変わりました。外はうっすらと雪が積もっています。先ほどの車内放送でもカレー付近の悪天候のため電車が遅れると連絡がありました。

Pancras International Stationのパスポートコントロールは、イギリス出国(1分)、フランス入国(EU)(1分)と拍子抜けするくらい簡単なものでした(逆に荷物検査で詰まって渋滞を起こしていました)。駅構内は少し空港のようなゆったりした雰囲気。カフェにもクロワッサンが置いてあります。

★今回の教訓:今回はカレー周辺の大雪で10分遅れただけでブリュッセルに到着。快適な旅だった。

(2019.1.22)

オックスフォード通信(300/65)i-Seminar 第30回目:ファイナルセミナー&追いコン

春から取り組んできた i-Seminarもいよいよ本日、ファイナルセッションを迎えました。前半は従来通りのProcedureに沿ったセッションが進められました。本日は後半が追いコン(追い出しコンパ)となるため、会場が前半から楽真館R206教室に変更になりました。これはこのi-Seminarとしてはかなり大きな変更です。これまで利用してきた、S506やラーニングコモンズ・ワークショップスペースは2つのプロジェクタ、Wifi、そしてアップルTVが設置してあります。このアップルTVがミソでして、一見TVと関係あるようですが、実はMacとWifiを通してプロジェクタにワイヤレスで接続できる優れものです。これがあることによってゼミで利用してきたMacbookも簡単に大きなスクリーンに映し出すことができていました。特に現在のMacbookやPro, AirはType Cと言われる接続端子しかありませんので通常のHDMI接続が出来ません。

さて、R206を利用するにあたりどうしようかと考えたのですが、実は先日(1/12)の第16回英語英文学科卒業研究発表会で同様の事象があり(ブログは未アップロード)、その際にソフトバンクのSoftBank Pocket Wi-Fi(株、社グローバルモバイル)を利用した経験から割と簡単に解決策が見つかりました。ただ、先日の発表会では、SoftBank Pocket Wi-Fi 601HWが送付されたためだと思いますが(最新機種とのこと・・・たいていこの手のものは従来のコンピュータとの接続の相性は良くない)Macbookにはつながらず少し大変でした(詳細はオックスフォード通信(291/74)参照)。その経緯もあるので、今回はリクエストとして、501HW モデルをリクエストしておきました。

若ゼミ18期生でこれまでこの接続設定を継続的かつ献身的にしてきて頂いた、Mさんから昼休み(日本の)に一度接続チェックをしたいと連絡がありました。彼女は時差もこともよく分かっていて恐縮しながらも、事前チェックの重要性を理解していたので、私も奮起して早起き?して(早朝、3:30)接続設定を一緒に確認しました。やはりこのような大きなイベントの際には大切ですね。早起きして良かったと思いました。MacとPocket Wi-Fiの接続、MacとBose SpeakerとBluetooth接続、Macと教室内マイク・スピーカーのチェック(物理的にMacのスピーカーの前に持っていく)、Macの位置など手際よくチェックされていきました。幸い、MacとPocket Wi-Fiの相性も良く画面もクリアに映っていました(今回は一貫してFacetime利用)。

さて、本日のプログラムは以下の通りです。

4コマ目: 15:00-16:00 (R206 2F, Rakushinkan Building)

Convener: A & S

① Final Vermont talk topic: If you dare to choose one most memorable moment of the two-year seminar life, what is that?

② Words of the week: All endings are also beginnings.

③ Mini-slideshow (5 minutes)

④ Few words from Dr. Kitao

⑤ Few words from Miss Kato

⑥ Taking photos

⑦ Course evaluation

5コマ目: 16:30-20:00 (R206 2F, Rakushinkan Building)

⑧ 第16回若ゼミ送別会: 史上初のセルフ追いコンです。全員の力で素晴らしい会にしましょう!

Convener: N & N; A & M

3回生から取り組んできたsmall talk (Vermont Talk) も最終回。これまで2年間のゼミの中から印象的なものを1つ選ぶというものです。通常はMe, too. Me, three. 時に、Me, four. は有りなのですが、今回は他のメンバーが言ったものはNGというルールを設けたため、17+2 (教員)=19通りのイベントが結果的に紹介され、2年間を振り返る事ができたと思います。

次に私からこの2年間の総括を次の内容でお話しました(概略のみ表示)

・Thanking seminar members for their diligent participation and great contribution to the seminar

・New possibilities of the internet and the internet seminar

・Unlimited possibilities of the seminar members

・Wakamoto Seminar 18 as the best seminar in the world

・Realizing our motto: Never miss an opportunity to be fabulous

・Gratitude to Professor Kitao and TA Kato

特に、この1年間、私とタッグを組んで頂いた北尾教授には感謝の言葉しかありません。ご自分のゼミが有りながら、プラスアルファで若ゼミの面倒も見て頂き、一泊二日の冬合宿にもご参加頂きました。ご本人がVTでもおっしゃっておられましたが、北尾先生を冬合宿にお迎えして研究の質がグンと上がったことを実感しています(これは来年度のゼミにおいてもゲストをお迎えすることも真剣に検討したいと考えています)。またTAとして3回生秋学期からゼミのサポートをして頂いた大学院生の加藤さんにも感謝してもしきれないくらいです。特にこのゼミは2コマ連続で行ってきたため、5コマ目を中心にお世話になったとはいえ最初の4コマ目から配布物などの準備をして頂いていたため非常に長時間、面倒を見えて頂くことになりました。

この後、北尾先生からは、冬合宿について思い出をお話頂き、卒論が大学院レベルの質の高いものになっていると絶賛していただいたことは望外の喜びでした。また加藤さんからは年長者(ほんの少しだけ)として温かく優しく若ゼミメンバーに接して頂いたことが伝わってくるお話をしていただきました。i-Seminarとはいえ、4コマ目は北尾先生、5コマ目はTAの加藤さんが常にゼミメンバーの側にしてきめ細やかなご指導を頂いてきたことを改めて実感することができました。

後半は追いコンです。これは若ゼミ伝統行事で、3回生からですので実に16回目の追い出しコンパとなります(若ゼミでは3期生が多くの基礎を作っています。追いコン・現在では学科公式行事のポスターセッション・卒業研究発表会も3期生からスタート)。従来は追いコンという名前の通り、3回生ゼミメンバーが先輩を送ることになるのですが、本年度は3回生ゼミが開講されていないため、追いコン自体の開催も危ぶまれました。しかし、18期生の創造性豊かなアイディアによって「セルフ追いコン」という形で自分達で自分達の卒論の完成を祝い、卒業を祝す会を開催することができました。

オックスフォードからFacetimeによる中継で私も参加させて頂いたのですが、ゼミ活動の集大成として相応しいすがすがしい会となったと、誇りに思える素晴らしい追いコンとなりました。インフルエンザのため登校できなかったCさんもFacetimeで自宅から参加することができたのですが、いつも誰かがコンピュータに向かって話しかけたり(私には滅多にないことですが)、ゲームにもコンピュータを持っていって一緒に参加できるようにするなど、i-Seminarらしい光景が繰り広げられていました。和気あいあいというのは柔軟性があって自由でいいと思います。このゼミはゼミ長のような特定のリーダを作らず、プロジェクトやイベント毎に4名程度のリーダー集団が交替で担当する形を最初から取ってきました。

このメリットは大きく、

1.17名全員のリーダー性が育つため、ゼミ全体の力量が向上する

2.いわゆるリーダー疲れがない

3.リーダーが毎回変わるので、逆にリーダーに対しても自由にものが言えるため、アイディアがよく練られる、お任せにならない

4.リーダーが毎回変わるので、自由な発想ができる

今回の追いコンも「追いコン」担当の、A、M、N、Nさんの4名が時々私にも連絡をしてもらいながら、教室の配置図の作成からリフレッシュメントの手配、プログラムの作成まで全てを取り仕切って見事な仕事をしてくれました。

最終的には、会が終わったのが午後9時ですので、4コマ目からカウントすると実に6時間の長丁場でしたが、最後の片付けまで含めてすべて自分達でやり切った見事な追いコンになったと思います。

追いコンでのプログラムは各スタディーグループ毎に出し物という形でゲームが4つあったのすがそれらもこのゼミを象徴するような楽しいものでした(キーワード作文、若ゼミクイズなど)。そしてハイライトが最後のゼミメンバーによるスピーチです。追いコンというとどこでも最後にこのスピーチがあると思うのですが、最後の最後にいろいろな本音が聞けて興味深いのですが、本年度は特にイギリスから参加ということもありましたので、心にしみるお話が目白押しでした。少しだけ御紹介したいと思います(私の備忘録も兼ねて)

Yさん:最初はなかなか心をひらくことができなかった。もっと早く心を開けばよかった

Tさん:ゼミを離れてもいつもみんなが仲良くしてくれて嬉しかった

Mさん:STEPを通してゼミメンバーとの距離が近くなった

Aさん:大学に入って目標を失っていたけれど、このゼミを通してこの大学に来て良かったと思えた

Cさん:最初は教職を取っている人用のゼミだと思っていた。心にとげがあったけれどプロジェクトを通してみんながそのとげを取ってくれた

Aさん:忙しくてコンパなどに参加できないこともあったけれど皆が優しく受け入れてくれた

Rさん:JTECの時に自分で失敗したと思って落ち込んでいたときにも、心配しながら普通にせっしてくれた、何て心の優しい人達なんだと思った、みんなにとっては小さな事かもしれないけれど自分には大きかった

Nさん:これまで真剣に取り組むことがなかった、息を潜めて生きてきた、だからこそ大学に入って後悔のない4年間にしようと決意して臨んだが、ゼミのおかげで充実した大学生活になった

Iさん:世界一あたたかいゼミだと思った

Mさん:若ゼミのキャラでないなと思っていた

Sさん:みんなに感謝の言葉しかない、ありがとう

Mさん:ゼミに入って大学に来た意味を見いだせた

Hさん:大人数は苦手だったけれど、この大所帯のゼミの人数が気にならなくなった

Hさん:4回生からゼミを離れたけれどいつも若ゼミだと思っていいと言われて嬉しかった(いつもそう思っていますよ)

Nさん:このゼミのメンバーはみんないつも目標に向かって頑張っている、ところがすごい

Hさん:スライドショーで3回生では笑っていなかったけれど、4回生から笑顔の自分が見つけられた、最初は大変だった

Mさん: 3回生の最初は英語でプレゼンテーションをしたり英語を話そうと思ってもなかなか出てこなくて口惜しかった、しばらく経ってみんなと打ち解けることができたと思える瞬間がやってきた

Nさん:尊敬できる人ばかり、その人のいいところを100個言えといわれたら全員について言える自信がある

Mさん(トリ):3回生の当初は打ち解けることが出来ず課題も大変でよく泣いてた、ゼミにも行きたくないと思うこともあった

思い出しながら書いていますのでもちろん正確ではないと思うのですが(すいません)、でもこのスピーチをお聞きして本当に良かったと思います。私が教員として気づいていないことばかりでこのようなチャンスがなければ知らずに終わっていたかもしれません。共通して、若ゼミを選んで良かった、同志社女子大学にきてよかった、と皆さんが異口同音に言って頂いたのは嬉しい限りでした。中には、わざわざ愛媛から出てきた甲斐があったとまで言って頂いたメンバーもいました。

また私の1,2回生の授業がきっかけだっという声もありました(「異質な人がいる」と思ったとも)。

今回の追いコンが事実上、若ゼミの最終回ということになるわけですが、お話をお聞きしながら、私の方こそ、このゼミを選んで頂きありがとうございました、と言いたいと思います。素晴らしいゼミメンバーに出会えて教師冥利に尽きます。ゼミは決して楽しいことばかりではなく、長時間のゼミに加えて時にはこれまで自分が経験してこなかった新しいプロジェクトに参加することも多々あったと思います。互いに切磋琢磨しながら、学術的にも高度な研究がゼミで出来たと思いますし、チームとしてもすばらしい友情を育む事ができたと思います。

今週のひと言にもあったように「旅の終わりは旅のはじまり」だと思っています。これからもこの若ゼミ18期生の旅が豊かに続いてゆくことをゼミ担当者としては願わずにはいられません。

最後に、ゼミメンバーを代表してAさんから「時差もものともせず、coachが日本にいるのと同じような感覚でゼミを指導して頂き、充実したゼミなりました、ありがとうございました」と言葉を頂き、全員から「ありがとうございました」との感謝の言葉を頂戴しました。この上ない光栄な瞬間でした。

i-Seminarから私自身が学んだことは多々ありますが、この言葉ほど嬉しいものはありませんでした。

Thank you, everybody!

PS. 後輩がいないので従来のプレゼントはなし、と思っていたのですが、追いコン係からにくいプレゼントが。またコース担当者からはゼミのマグが2点。ゼミメンバーは(恐らくこのブログは読んでいないと思いますが)なぜ2つのマグをプレゼントしてもらったのだろう?と不思議に思っておられると思いますが、それは秘密として、お薦めの利用方法を御紹介しておきたいと思います。写真付きのものはペン立てやゼミの記念として飾っておく。Never miss は割らないように気をつけながら普段使いでコーヒーや紅茶を飲むのに使いながら、ゼミ精神をいつも自分にリマインドする、というのがひとつの方法かと思います。もちろん、自分で自由にお使い頂くのが一番だと思います。

★今回の教訓:「旅の終わりは旅のはじまり」。これは映画「旅芸人の記録」(テオ・アンゲロプロス監督、1979年)の最後のセリフ。大学時代に衝撃を受けたこのギリシア映画。いい言葉だと思う。

(2019.1.21)

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オックスフォード通信(299/66)Burford

Cotswolds(コッツウォルズ)と呼ばれる地域があります

このブログでも何度も取り上げていますが、オックスフォードから最も近くてかつしみじみといい場所となるとBurford になります。車で30分くらいドライブすると到着するので、この日曜日にも丁度若ゼミ18期生の追いコン用のビデオ作成が佳境を迎えていましたが、気分転換に出かけてみました。

もう3度目になりますが、来る度に新しい発見があるいい街です。何しろ、バーフォードへ入るラウンドアバウトを曲がるとそこは坂道の頂上でそこから坂に沿って街並みが一直線に広がっています。よく言われるコッツウォルズのハチミツ色の建物が温かくビジターを迎えてくれている気持ちになります。

最もこの通りは通り抜けて他のコッツウォルズの街に繋がっていますので、車の行き来は多く、道路沿いの店に最も近い駐車場には中々止めることが出来ません。

この日も少し遠くの駐車場に車を駐めて、ゆっくりと街並みまで歩いてみました。どこを切り取っても雑誌の表紙にできるような感じです。パリとはムードが異なりますが、ユトリロが描いたらいい味の絵画になる感じです。

この日は(も)お気に入りのHuffkinsに入り、お昼を食べていなかったので、思い切ってアフタヌーンティーを注文しました。といってもフルバージョンではなくて、少し簡略版です。一人、 £12ですので日本円で大体1500円くらいです。サンドイッチはサーモンなど3種類からチョイスができたのですが、いわゆるBLT (Bacon Lettus Tomato) のサンドイッチを。それにスコーンが1つついてきます。スコーンにはストロベリーのジャムとたっぷりの生クリームが。お茶は、いつもアールグレイなのでアッサムティーにしてたっぷりのミルクと温かいシロップを入れて頂きました。知っている人は知っているのでしょうが(イギリスに来るまでティーにはほとんど興味がなかった)このアッサムティーはミルクとの相性が抜群にいいですね。少し大きめのポットで持ってきて頂いたので軽く4杯はミルクティーにして頂きました。

最近、イギリスの食事に対して厳しめの私ですが(年末にスペインとパリに行ってからです)、このアフタヌーンティーは依然として素晴らしいです。スコーンがパサパサで美味しくない店もあるのですが、このHuffkinsのスコーンは香ばしく、よく極評されるような口の中の水分を持って行かれることもなく、ジャムや生クリームといいハーモニーを醸し出します。

ゆっくりとお茶を飲み、何度も何度も継ぎ足し、大きめのサンドイッチを食べ終わると、日が長くなってきたとはいえ、もう薄暗くなってきます。

コツウォルズで頂くアフタヌーンティーは人を幸せな気分にしてくれます。

★今回の教訓:気分転換にコツウォルズ、などというと怒られそうだが、車を譲って頂いたK先生は毎週末、出かけておられたそうだ。最初その話を聞いたとき、まさかと思っていたが、実際何度も通ってみるとまたいきたくなる、不思議な場所だ。コツウォルズ。

Huffkins は商売上手。アフタヌーンティーの精算を済ませると、このレシートを横の店に持っていくと紅茶など10%引きになると。ついつい割引商法に乗せられてマグカップを購入させて頂くことに。

(2019.1.20)

オックスフォード通信(298/67)ついにオックスフォードでラーメンを食す

イギリスにきてはじめてラーメンを食べました

もちろんインスタントラーメンはフラットで何度も食べていますが、外食で何度もチャンスがあったのですが、これまで全て見送ってきていました。

オックスフォードにはウエストゲートというショッピングセンターがあり、そこにはSHORYU(昇竜)というロンドンを中心とするラーメンのチェーン店が入っています。あまり禁断症状は出ていないので、通りかかった際に値段をみると日本の2~2.5倍の料金(約1800円くらい)なのともともとあまり好きではない博多豚骨ラーメン風であることから特にいくこともないか、と思っていました。

オックスフォードには日本料理専門店として2店あります(K店とE店)。その内、K店はNISSAN Instituteの近くにあるのでその前をよく通りかかっていましたので雰囲気が割と分かっていました。とんかつや味噌汁など取り立てて魅力的でもない感じでした。一方、E店はオックスフォードの中心部から少し東に行ったところにありお昼時など大行列でメニュー云々よりも行く気にもなれませんでした。

ところが他の料理はそれほどでもないが味噌ラーメン(ピリ辛・ポーク)が絶品であるという行った人の話(日本人)を小耳に挟みました。これは・・・と触手が動き出しました。

行ってみると(実は以前に一度行ったことがあります・その時は刺身定食を注文)案の定、店の外までのまあまあの行列。と思ったら、中でも待っている人がいる。しかし流石日本料理店で手際が良く、テキパキと料理が出る→終わった人の片付け、が繰り返されそれほど待たずに順番がやってきます(10分くらいの待ち時間;問題はカフェか小料理屋と勘違いしてちびちびご飯を食べたり少し残しておいて話し込んでいる、主にヨーロッパ・イギリス系のお客さん)。

さて、座るとすぐに注文が聞かれ、同時に支払いも済ませます(イギリスでは本当に滅多に見ない手際の良さ、素晴らしい)。更に待つこと5分くらいでラーメンが運ばれてきます(お客さんの半分以上はアジア系、中国・韓国からの留学生風、日本人はほぼなし)。

絶品です。

スープの完成度といい、麺のしなやかさといい、ラーメン専門店として出店しても世界のどこでもやっていけるだけの質の高さです。もやしなどの食感も久々。味噌とピリ辛がうまく融合しています。久々に日本のラーメンを食べた、という満足感とどこからともなく沸いてくる気力を感じます。食事は重要だと思います。単に食べるだけでなく、意欲に影響してきます。これなら少し並んでもまた食べてみたいと思います(他のメニューはそれほど魅力的に映りませんが)。

美味しいラーメンを頂いたと思います。

★今回の教訓:日本料理はオックスフォードでも大人気。この店でラーメンを食べている人もチラホラいるが、箸使いの問題か、ヨーロッパ系のみなさんは少し敬遠気味か。

(2019.1.19)

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