大晦日にストーンヘンジに行ってきました
今年の内にもう一度、ストーンヘンジに行ってここうとかそういう決意があったわけではなかったですが、この場所は何度来てみても不思議な場所です。
なぜ、紀元前5000年位前からこの場所に、ストーンヘンジの原形のようなものが形成されはじめ、具体的にはB.C. 3000年位前から遠くから何トンもの重さの石をわざわざこの場所まで運び込み、しかも、組み合わせて円形の石のデザインを作り上げたのか。
考古学の知見を合わせ、最新コンピュータやAIを駆使してもその動機が分からない、というミステリーに人は惹きつけられるのでしょう。エジプトのような絶対的な権力者のもとで建築されたわけでもありません。宗教的な意味合いがあるのだろうということくらいしか分かっていません。しかも、少なくても作り始めてから500年くらいは作っていたということです。当時の寿命が50才と見積もっても何代にも渡ってこの建築をしたはずです。そこには何か明確な目標や意味合いがあったはずなのに、分からない。
人はこのように分からないことに惹きつけられるのかもしれません(分かっていることはどうやって石を運んだとかその石を組み合わせたかという方法論のみです)。
そんなことを考えながら、年間100万人以上が訪れるという世界遺産を呆然と見つめていました。ひょとしたら現在私達が生活していることも5000年後くらいつまり、7000年くらいの人類には想像もつかないことなのかもしれません。ひょっとしたら、現在当たり前だと思っていることはそれほど当たり前でもないのかもしれません。
帰り道、A338 – A346 – A419と北上して、Cotswoldsで最大の街と言われる Cirencester(サイレンスター)に立ち寄り、夜は11時くらいからPubで年越しという話だったので サマータウンの Dew Drop をそおっと覗いてみると誰もいないので、隣の Joe’s Bar & Grill でかなりご高齢のみなさんと一緒にカウントダウンをして2019年を迎えました。
映画で見たことがありますが、カウントダウンの後は、AULD LANG SYNE (蛍の光)を唱うのですね。
それにしても、ご高齢のみなさんのバンドに合わせてのノリノリのダンスにはビックリしました。
(2018.12.31)
★今回の教訓:紀元前3000年の頃にはUFOとは言わずとも現在とは全く価値観の異なる人間が存在していたのではないか。また夏至の日にヒールストーンの延長線上から太陽が昇るのは、夏至の日の意味合いが現在とは異なるのではないか。誰か、ストーンヘンジの謎を解いてくれないかな。