オックスフォードに来てからイギリスのいろいろな場所に行く機会を得ましたが、一つ不思議なことがあります。
どの街にも散髪屋さんが必ずあるのです。
そりゃあ、どの国のどの街にもあるでしょうと言われそうですが、目に付くだけでもその数が少なからず、いや多いと思うのです。ひょっとしたらイギリス名物の代名詞のパブより多いかもしれません。
ここでいうところの散髪屋さんは男性を対象とした Barbar です。女性用の美容院は正直どれが美容院か分からないところがありますのでその数はハッキリと分かりません。
外国にはしばらく済んでみるもので、そのような素朴な疑問はあるとき、ふと解決するものです。ヒントは芝刈りにありました(または植木と言ってもいいかもしれません)。
これまたイギリスの訪れる街、街、どこにいっても家の前の植木が綺麗に整頓されていて芝生がこれまた綺麗に刈ってあるのです。
私の住むフラットにも少し広い目の共用の芝生があるのですが、今年のように酷暑で芝生が刈れている間は流石に刈るものもないので芝刈り機(lawn mower)を見ることはありませんが、少し雨が多くなってきて芝生が復活した先週には早速、芝刈りが行われ、3月に来たときに見たような芝刈りの目がうっすらと見えるようになりました。
芝刈り・植木の整頓・(特に)男性の散髪、これは皆共通しているのではないか、とハタとひらめきました。自然に生えているもについては丁寧にしかも小まめに小ぎれいにしなくてはならない、そのような暗黙の了解があるのではないでしょうか。そうやって見るとオックスフォード大学の学生や先生も頭を短く綺麗に散髪している人が多く見受けられます。
それはなぜそうしなければならないのか、と言うところまでは分かりませんが、やっと共通点までたどり着いた感じです。
(2018.9.12)