オックスフォード通信(282/83)あっさりしたお正月
イギリスのお正月テレビは至って普通です
年賀状もありませんし(もちろんクリスマスカードはありましたが)、テレビも有名な映画(e.g.,ハリーポッターシリーズ)は比較的多く放映されていますが、元旦から特に変わったテレビがあるわけではありません。もちろん、年越しのカウントダウンはロンドン・ウエストミンスターからの中継で盛り上がっていましたが、それってきりくらいです。2019年を占うのような番組も目につきません。
街は1日はお店がお休みのところが多かったのですが、2日からは仕事もお店も通常通りというところが多いようです。確かに新年の雰囲気は少なく、多少寂しい感じもありますが、むしろあっさりしていてお正月をゆっくりと過ごせるような気もします。
日本では駅伝やラグビーなどのスポーツ中継にいわゆるお正月特別番組が多く組まれていていやがおうでもそれらをみてしまうので(意志が弱いだけですが)、毎年気がつくと5日くらいになってしまっています。また、年賀状。この2年、家族の逝去が続いたため欠礼をしていましたが、頂く年賀状のご返事を1月末にお送りしなければというプレッシャーをいつも感じながらお正月を過ごすというのが日課になっていました。
ではそれらが一切ないお正月は、というと、ひと言でいうと疲れないお正月です。変に、テレビにかじりつくこともなく、年賀状の心配をすることもなく、淡々と過ごすお正月です。日本のような賑やかにさあ!といった晴れがましいのもいいですが、イギリスのようなお正月の過ごし方もこれはこれで静かにいろいろなことについて考えることができるいいものかもしれません。
来年のお正月は日本ですが、日本でイギリス風の淡々としたお正月をすることも計画してみたいと思います。
(2019.1.4)
★今回の教訓:郷に入っては郷に従うのが筋ですね。