オックスフォード通信(235)インタビュー

インタビューに協力をさせて頂きました

通常は質問紙で調査をしたりインタビューするほうですが、本日はオックスフォード大学で日本語を学ぶ博士課程Fさんと修士課程のTさん2人のインタビューに協力をしました。

準備もよく、手順も妥当なもので、約30分弱の日本語によるインタビューでした。Fさんは中国からの留学生、Tさんはイギリス人ですが、2人ともインタビューをするのに十分な日本語運用能力を持っているのにまず驚きます。

内容は日本の英語教育について。日本の英語教育全般についての考え、問題点と改善点、公立学校と私立学校の違いなどについての質問に答えさせて頂きました。私にとっても日本の英語教育の問題点を簡潔にまとめるいい機会となりました。

逆にこのお二人の日本語能力伸張の秘密は何かと疑問が湧いてきました。最後に逆質問という形でお聞きしたのですが、Fさんはまず読む方は漢字から大体なにを言っているか分かる、そして9才くらいから日本のアニメを見えて育ったそうで、テレビの日本語がインプットでアニメがモチベーションになっているとのこと。Tさんは漢字ファンとのことで漢字の成り立ちを認知的に理解することによっていろいろな漢字の意味が分かり、話をする際にも漢字をイメージして話をするそうです。

それぞれに外国語学習の秘訣があって興味深いものです。

日本においてもこのような外国人が日本語を苦労しながら学んでいる姿をみることがあればそのことによって励まされるのではないかと思います。

(2018.11.17)

★今回の教訓:ロンドンメトロポリタン大学のN先生のセミナーでお話になっておられた、“One size does not fit all” は外国語学習方略にも当てはまるのはないだろうか。sizeをstrategyと置き換えてみると良い。錦織と同様外国の大学で活躍されている方にお会いするだけで勇気づけられる。
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