日本の大学の先生の研究室は恵まれている!?
今回、オックスフォード大学の教育学部のR先生(最近論文や本を沢山出版されておられます。刺激になります)に大変お世話になっています。研究分野が近いということもあり、週に1回もペースでお会いしていろいろと議論しています。自分の研究分野(外国語学習者の個人差、学習者方略、学習スタイル)について専門的な話ができるのは本当に有り難い機会でこれまでの研究を振り返りながら今後の研究の方向についても考えることができるように思います(まだはじめですが)。ここでじっくりと議論しておいて、オックスフォードの街をブラブラしているときに、ふといろいろと思いついたり、ヒントが得られることがあるのが不思議です。
今回の滞在では数が足りないので私のようなVisiting Research Fellowには最初から研究室が割り当てられないのですが、R先生はこころ優しく、必要な時は使ってもらっていいよと、研究室の鍵を渡して頂いています。
教育学部事務室のある建物(といってもヴィクトリア調のお屋敷ですが)の向かいにR先生をはじめ教育学部の先生方の研究室の建物(といってもこちらもお屋敷ですが)があります。
日本と異なっているのは、建物の出入りはすべてIDカード。実は後から知ることになったのですが教室もまたこの研究室棟の中。しかも、教室それぞれもIDカードでロックされていて、トイレに行くにもIDを忘れると戻って来れないそうです(現在博士課程在学日本人院生のAさんの経験)。
ただ研究室は同志社女子大学の1/3程度の広さしかありません。シンクがないのは当たり前のことで、書棚も限られたスペースです。そう考えると同志社女子大学の研究室はいかに恵まれているか実感します。
毎週月曜日のゼミはこのR先生の研究室をお借りしてお送りすることになります。
(2018.4.12)