セミナーに出ていて悔しいのは質問できなかった時です。
応用言語学セミナーのような専門セミナーは質問しやすいのですが、昨日や月曜日のような教育評価や教育心理学の質問は少し構えてしまします。
参加者の人数は20名程度なのでそれほどプレッシャーはかからないのですが、まずテクニカルタームが分かりにくい、その後で議論されている中心も分かりにくく質問の輪に入れないことがあります。そのような時に限ってセミナーが終わってからいい質問が思いつたりします。
日本の会議でもそうでしたが、その場で瞬間的に質問を考えるのにはコツが要りますります。
それはまず、
1)シンプルに考える。日本の状況に当てはめて考えてみること。プレゼンターは当然巧妙に(?)入り組んだ話をしますのでそのまま聞くと納得してしまいます。ですから、なるべく単純に日本だったらどうだろう?これはイギリスだから成り立つのではないかと。
2)なるべく前の方、プレゼンターに近いところにすわること。これは一番効果的ですね。前の方にいると後ろにいる人が気にならず、逆に後ろのほうに座ると周りが気になりなかなか質問しにくくなります。
した後悔よりもしなかった後悔の方が大きいと言いますが、質問についても同様です。
オックスフォードの印象はトロント大のような北米の大学よりも温厚で穏やかな質問が多く、日本のように質問があまりでない印象があります。これは島国という共通点から来るものなのでしょうか?
質問する態度も重要な研究テーマですので今後も質問をしながら考え続けてみたいと思います。
(2018.6.13)